音楽家の伝記 はじめに読む1冊 メンデルスゾーン

《真夏の夜の夢》や《ヴァイオリン協奏曲》などの名曲でいまも親しまれるメンデルスゾーン。
富と才能に恵まれながら、ユダヤ人としての出自に死後も翻弄され続ける作曲家の光と影を描き出します。

【音楽家の伝記シリーズ】
10歳から読めて、大人にも本物の感動を。
歴史上の偉大な音楽家たちの生涯を、物語のように読みやすく。

10歳から読めるクラシック音楽入門書。音楽が試聴できるQRコード付き!

●小学校5年生以上で習う漢字には、すべてルビをふっています。
●本の中に出てくる楽曲を、その場で試聴できるQRコード付き。
●音楽家の関連地図、人生年表などの付属資料も充実。
●図版も多数掲載。
●著者が選ぶ、おすすめの楽曲リスト「はじめにきく1曲」を紹介。

カバーイラスト:北澤平祐
シリーズデザイン:山田和寛(nipponia)


[目次]
プロローグ
第1章 家庭が「学校」
第2章 ベルリンのはずれの小王国
第3章 よみがえった《マタイ受難曲》
第4章 大旅行の日々・その前半
第5章 大旅行の日々・その後半
第6章 ベルリンとの決別
第7章 ライプツィヒの若きリーダー
第8章 王たちの要請
第9章 《真夏の夜の夢》と《ヴァイオリン協奏曲》
第10章 止まらない歯車


注釈・参考文献
あとがき
メンデルスゾーンの人生と歴史上の出来事
はじめにきく1曲

“――これから書く作品は、各国各地でくり返し演奏されることになるだろう。そのためにも完璧を目指さなくてはいけない。と同時に、きく人に創作の苦しみを悟らせてはいけない。音楽は、知性と詩情にあふれた優雅な仲間であるべきだ。
彼の創作スタイルは、自分の納得がいくまで改訂を重ねる、ベートーヴェンのような推敲型に変わっていた。”
(本文より)


■著者について
ひの まどか
音楽作家。東京生まれ。東京藝術大学器楽科(ヴァイオリン専攻)卒業。東京ゾリステンほかでヴァイオリニストとして活躍。東京藝術大学、故小泉文夫教授の下で民族音楽を研究。その後、作曲家の伝記や小説、音楽解説などの執筆活動に入る。現地取材がモットーで、「作曲家の物語シリーズ」(リブリオ出版・児童福祉文化賞を2度受賞)は全20巻中、19巻を手がけた。主な著書に『星の国のアリア』(講談社)、『総統のストラディヴァリ』(マガジンハウス)、『戦火のシンフォニー』(新潮社・第25回新日鐵住金音楽賞特別賞)。原案・監修に「学研 音楽まんがシリーズ」などがある。
ランキング: 【書籍・読み物】 269位 (10月7日更新)
税込価格 ¥1,760(本体 ¥1,600)
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出版社 ヤマハミュージックエンタテインメントホールディングス  ジャンル 伝記・評伝(作曲家・演奏家)
編・著・監修
グレード 刊行日 2024/01/10
総ページ数 240ページ サイズ 19.0
厚み 24mm 重さ 365g
版型 四六判 絶版(再版予定)
編成