エミール・ジャック=ダルクローズ ダルクローズ ピアノ曲集3

作曲:エミール・ジャック=ダルクローズ
校訂・監修:ジャック=ダルクローズ作品研究会
菊倍判/88頁
グレード:中級

ジャック=ダルクローズ(オーストリア:1865 ~ スイス:1950)は、リトミックの巨星として、知らぬ者はない教育者であるが、本来は作曲家であり、優れたピアノ曲・声楽曲・室内楽曲・管弦楽曲・舞台作品などを残している。
本書はピアノソロ曲集の3作目となる。ト音記号のみを用いた子ども向け小品や「性格や気質」をテーマにした洒落っ気たっぷりの作品群など、リトミックにこだわらず、ピアノ曲としての演奏自体に妙味のある曲集である。全40曲。



<まえがき> 

 エミール・ジャック=ダルクローズ( Emile Jaques-Dalcroze、1865~1950)が「リトミック教育」の理念や方法を創始したのは、19世紀が終わる頃でした。この方法は、ジャック=ダルクローズを始め、多くの人々の長い実践的な経験の中で、時代や場所に合わせ、形を変えながら現在へと繋がっています。

 教育活動の一方で、彼は作曲家として多くの作品を残しました。小さなピアノ曲や歌曲、室内楽や大規模なオーケストラ曲、そしてオペラまで、その数は、1,000を超えると言われています。ウィーンとパリに学んだこの作曲者の作品は、ロマン派から近代の様式を表しており、歌謡性や舞踊のリズムに溢れています。これらの作品は、純粋に芸術性を志向しているものもありますが、多くは彼独自の教育的な意図を感じさせます。

 この「ピアノ曲集Ⅲ」に掲載されている曲は、1928年から1940年の間に書かれたものから選びました。ダルクローズは、晩年、リューマチに悩まされましたが、変わらず、明るく瑞々しさに溢れ、ユーモアと愛情を備えた音楽を描き続けました。

 ダルクローズは、「リトミック教育」の具体的な方法ではなく、理念を残しました。とは言え、この曲集に掲載されている『子どもの庭』のような作品からは、彼がレッスンをしているときの空気を感じることができます。
 晩年に書かれたピアノ作品は、ダルクローズ自身による、「リトミック教育」の音楽カタログとして捉えることもできます。そこには、ひとりひとりの人間を大切に想い、音楽家として生きてきた素朴な眼差しがあります。
 その音楽に触れることで、ダルクローズと私たちの心が時代を超えて重なり、また新たな発見があるのではないでしょうか。

 このたび出版にあたりまして、エミール・ジャック=ダルクローズの孫娘であるMartine Jaques-Dalcroze 女史から、心温まる祝辞を頂きました。自筆譜に書かれたフランス語の判読にご協力頂いたWolfgang Leresche氏に感謝申し上げます。

ジャック=ダルクローズ作品研究会
代表 馬淵 明彦
 MABUCHI Akihiko

藤田佐知子
 FUJITA Sachiko

井上 恵理
 INOUE Eri
丹原  要
 TAMBARA Kaname

佐川 静香
 SAGAWA Shizuka

リャオ・ツン・ツィエ
 LEOW Zhen Jie
ランキング:
税込価格 ¥2,200(本体 ¥2,000)
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出版社 カワイ出版 ジャンル 作曲家別ピアノ曲集
編・著・監修 エミール・ジャック=ダルクローズ
グレード 刊行日 2022/04/01
総ページ数 88ページ サイズ 30.4
厚み 6mm 重さ 290g
版型 菊倍 絶版(再版予定)
編成
掲載曲