ジャック=ダルクローズ(オーストリア:1865 ~ スイス:1950)は、リトミックの巨星として、知らぬ者はない教育者であるが、本来は作曲家であり、優れたピアノ曲・声楽曲・室内楽曲・管弦楽曲・舞台作品などを残している。
本書はそのうち、ピアノ連弾作品を採り上げる。「動きを通じて音楽を学ぶ」というダルクローズ理論を実践するかたちで、踊りをテーマにしたものが多く、弾いて楽しい作品集である。

<まえがき>
 このたび、作曲家エミール・ジャック=ダルクローズ Emile Jaques-Dalcroze(1865~1950)の作品の中から、4手のためのピアノ連弾曲を4作品出版することになりました。
 日本では、これが初めてのジャック=ダルクローズの作品集となります。ジャック=ダルクローズは身体の動きを音楽教育に取り入れた「リトミック教育」の創始者として世界的に知られ、その教育は広まっていますが、残念ながら作曲家としてはあまり知られておらず、我が国においてもその作品が演奏される機会がほとんどないのが現状です。しかし彼の作品は小さなピアノ曲や歌の曲から、大きな舞台用のオーケストラ曲まで多岐にわたっていて、自然の美しさや人間のありさまなどが見事に表現されており、魅力的な曲が多くあります。
 今回、出版の仕事を進めたのは、作曲家ジャック=ダルクローズを世に広めたいという想いを共にする4人のメンバーです。2013年10月にこのメンバーによって「ジャック=ダルクローズ作品研究会」が設立されました。爾来、私たちはレクチャーコンサートやワークショップ、作品勉強会を催し、そしてジャック=ダルクローズの作品を中心としたコンサートを通して彼の作品を広めてまいりました。
 今回の出版は、さらに多くの人々に実際の「音」として体験していただきたいという願いから「3つのブリュエット」「ロマンド地方の踊り」「やさしい6つの可愛い踊り」「幻想曲とバレエ」の4作品を曲集として編みました。音楽を人とわかちあう喜びを、ジャック=ダルクローズのピアノ連弾作品を通して感じていただけましたら望外の喜びです。
 このたび出版にあたりまして、エミール・ジャック=ダルクローズの孫娘でジャック=ダルクローズ財団のメンバーであるMartine Jaques-Dalcroze女史とジュネーヴ・ジャック=ダルクローズ音楽院の院長であるSilvia Del Bianco女史から、心温まるお祝辞をいただきました。  
 
ジャック=ダルクローズ作品研究会
代表 馬淵 明彦 MABUCHI Akihiko
丹原  要 TAMBARA Kaname
藤田佐知子 FUJITA Sachiko
井上 恵理 INOUE Eri
ランキング:
税込価格 ¥1,870(本体 ¥1,700)
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出版社 カワイ出版 ジャンル ピアノ連弾曲集
編・著・監修
グレード 初~中級 刊行日 2017/10/01
総ページ数 56ページ サイズ 30.4
厚み 5mm 重さ 196g
版型 菊倍判 絶版(再版予定) 改訂版(新版)に移行
編成
掲載曲