ピアノ学習者にとってハイドンのソナタは、後のモーツァルト、ベートーヴェンへと引き継がれるウィーン古典派音楽のソナタ形式の原型となる重要なものです。しかし従来は「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」等の中で、そのごく一部にしか触れることができず、かといって全集版を手にしても却って必要以上に多くのソナタを目にしなければならないという、学習者にとって必ずしも便利とはいえない状況でした。 そこで今回は、数多くのハイドンのソナタから、必要かつ演奏頻度の高い30曲を厳選し15曲ずつ2巻に分けて収録することで、最も使いやすい形でハイドンのソナタを学習することができるよう配慮されています。
また、バロック期、古典期、ロマン期、近現代という音楽史上の4期別ピアノ学習を提唱する同著者らによる既刊『ハイドン・ピアノソナタ 演奏の手引き』(880085)を参考にすれば、ハイドンの装飾音の記譜法や奏法についての具体的な理解と、さらには古典期全般の演奏についての知識を深めることができます。
なお本書での作品番号表示はHob.XVI(ホーボーケン16グループ)表記を採用しています。
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税込価格 ¥3,080(本体 ¥2,800)
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出版社 (株)全音楽譜出版社 ジャンル 作曲家別ピアノ曲集
編・著・監修 監修:中村菊子 校訂:大竹紀子
グレード 刊行日 2004/02/20
総ページ数 170ページ サイズ 30.3
厚み 12mm 重さ
版型 菊倍 絶版(再版予定) 改訂版(新版)に移行
編成
掲載曲