2003.3月 第48号



いよいよもうすぐ新学期!

ここ一年に発刊された、
導入教本おすすめ品特集。


LPO編集室 編


 
今年もまた新学期が近づいてきました。
 この時期欠かせないのが「教材研究」、新刊・定番教材を含め、教材研究をするか否かで、この一年のピアノレッスンが大きく変わってくることは言うまでもありません。…… おいうことで、今回は、この一年以内に出版された新しい導入教本の中から、ぜひチェックしていただきたい商品をご紹介いたします!

《チェック項目》
(1)テキスト構成および対象年齢は?
(2)どんな内容?
(3)どんなところがおすすめ?
(4)ここにも注目!

   いよいよ3月中旬発売予定!
★ミッフィーのぴあの絵本
   
(ヤマハミュージックメディア 各800円)
 

(1)テキスト1〜3の全3巻のほか関連教材多数。(詳しくは(4)を見てね)
   
3〜4才から。

(2)幼い生徒さんでも、無理なく楽しくレッスンを進めていけるよう、
   まずは片手で短いフレーズを遊び弾きすることから始め、徐々に
   左右の交互奏、両手弾きに進み、音域を広げていきます。また、
  仕上げの(3)巻では、8分音符、装飾音、重音、分散和音による
   伴奏なども体験。全巻終了後は「バーナムピアノテクニック」
(全音)
   
をはじめとするテクニック教本に進むことができます。

(3)何と言っても、ミッフィーのオリジナルイラストがふんだんに使用さ
   れていること。イメージを持って弾けるよう、それぞれの曲にふさわ
   しいイラストが配置されています。また、練習曲にも「くらくしょん」
   「トランポリン」など、楽しいタイトルがつけられていて、イラスト・タイ
   トルの両方から曲のイメージを膨らませることができます。

(4)テキストのほか、
  
「指導者用ピアノ伴奏譜 わくわく伴奏集」(800円)
  
「シール付 おんがくレッスンノート」(500円)
  
「おんがくかきかたのーと 1・2」(各700円)
  
「おんがくのーと(2・3・4段)」(各250円)
  
「月謝袋(レッド・ブルー)」(10枚入り各400円)

   も同時発売。

  
教育者・ギロックとしての渾身のメソード。
★ギロック ピアノ・オール・ザ・ウェイ!

  (W.ギロック 著/安田裕子 訳・解説 全音楽譜出版社
   1A、1B−各1000円、2〜4−各1200円)

(1)レベル1A〜4までの全5巻。4〜5才くらいから使用できます。
   また、シックな表紙とギロックの魅力的な曲の数々は、大人の方
   のレッスン教材としても。

(2)初歩者のために書かれた全調メソード。「確実に音楽の理論と技
   術を一歩一歩身につけていく」ことと「“弾いてみたい”と思わせる
   音楽性の深い作品と取り組む → 感性を育てる」ことを大きな目
   的とし、生徒の理解度を丁寧に一つ一つ確認しながら、じっくりと
   取り組んでいく教材です。
    シリーズで使われている曲のほとんどはギロックのオリジナル曲。
   全巻修了すると、中級レベルの教材に無理なく進めるはず。

(3)なんといっても、ギロック作品でレッスンできるのが最大の魅力。
   さまざまなスタイルで書かれた色彩豊かな曲の数々は、生徒のい
   ろんな感性を掘り起こしてくれるのでは。
   また、各ユニットには、その章で学ぶべきことが冒頭に記され、
   「ポイント」なるチェック項目が付されているので、先生もレッスン
   を進めやすいはず。

(4)今春より全国各地にてセミナー開催。


  
小さい生徒さんのために。
★おんぷのおえかきワーク・ブック 1〜3
 
(えかきうたつき)(遠藤蓉子 著/サーベル社 各1100円)

(1)2〜3才から。
(2)まだ音符を書くことのできない生徒さんを対象に、音符に色を塗
   ったり、えかきうたにあわせてのびやかに描くことで、少しずつ音
   符を覚えていこうというもの。
(3)とにかく、ゆるやかにゆるやかに進んでいくのが特徴。1・2巻で
   は音符を「書く」ことよりも、「視覚で覚える」ことに主眼を置いてい
   ますが、3巻からは、自分でも音符を書くようになります。3〜4才
   の生徒さんであれば、3巻から始めても。
(4)現在全国で開講中の公開講座「1才からのピアノ・レッスン」の中
   で、その具体的指導法を紹介されています。


  
身近な音から音楽への興味を持たせる。
いちばんさいしょの ピアノえほん これ なんのおと?

  (遠藤幸三・倉橋ミキ 共著/ドレミ楽譜出版社 1000円)

(1)3才くらいから。
(2)子どもと音楽との出会いは、「もういいかい?」というかくれんぼの
   かけ声だったり、「カンカンカンカン」という列車の踏切音など、日
   頃何気なく触れている生活音の抑揚から始まるもの。本書では、
   そんな誰もが慣れ親しんでいる言葉や音楽を使い、鍵盤と一致さ
   せながら音符を覚えていきます。指導のねらい目、あそびかた、
   伴奏譜などがついているのもうれしいところ。
(3)イラストは女子高生にもウケそうな、ちょっとレトロチックなオール
   カラーのかわいいイラスト。また、間違い探しゲームや、なごみ系
   の吹き出しコメントなど、飽きずに続けるための“小ワザ”が随所
   に効いています。そんな楽しい雰囲気の中で、音符を覚えていくこ
   とができます。
(4)今春より、全国の楽器店にてセミナー開催予定。

  
先生もびっくりするような楽しい音楽が生まれるかも!?
★ぴあのとあそぼう ぐう ちょき ぱあ

  (柴田礼子 著/音楽之友社 各800円)

(1)テキスト「ぐう」「ちょき」「ぱあ」と、指導用解説書「ピアノと
   あそぼう」
(1800円)
で構成。3才くらいから。
(2)音楽上のルールはひとまず置いておいて、まずはピアノと遊んで
   みよう! というこのシリーズには、ピアノを使った「あそび」がギッ
   シリ詰まっています。それらを通じて、テクニック、作曲、即興など
   の力をつけるとともに、「自分はこう表現したい」「こう弾きたい」と
   いう心を育てていきます。かなりユニークな教材なので、むしろ先
   生の方が戸惑われてしまうかもしれませんが、巻末に「レッスンス
   ケジュール」「レッスン組み立てチャート」などのお助けツールも収
   録されているので、それを元にレッスンを組み立てていくことがで
   きます。
(3)「こうしなくてはいけない」という“タブー”がない教材なので、先生
   も生徒も、のびのびとしたレッスンができるはず。先生もびっくりす
   るような、子どもの感性のおもしろさに出会えるかも!?
(4)全国の楽器店にてセミナー開催中。


  
全3冊、ゆっくりペースで学ぶドリル。
幼児からのおんがくドリル ピアノだいすき 1〜3

  (後藤正紀 編著/ドレミ楽譜出版社 各1000円) 

(1)3才くらいから。
(2)色ぬりや点線の音符をなぞることから始めるなど、ゆるやかに音
   符や拍子、さまざまなリズムなど、音楽の基礎をドリル形式で学
   んでいくことができます。
(3)色を塗ったり、線をなぞったりする作業は、こどもは大好き。幼児
   の視点に立ち、決して挫折することのないよう、さまざまな配慮が
   なされています。全3巻ですが、生徒さんによっては、途中の巻か
   ら導入してもよいでしょう。
              (取材・文 LPO編集室)



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