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あの作曲家の作品、 どう教える? ―― 作曲家別作品攻略本特集 ―― いわゆるクラシック・ピアノ作品をレッスンする際には、とかくテクニカルな部分に関心が向いてしまいがちですが、大切なことは、それぞれの作曲家が楽譜に書き遺したメッセージを読み解き、それをベースに自らの表現性を追求していくことですよね。そのためには、先生は生徒に対して、メッセージを読み解く手助けがどのくらいできるかということが問われてくるのではないでしょうか……? ◆「ビデオ版 ピアノ奏法」 1・作曲家の世界 (井上直幸 編/春秋社) ![]() 続巻に「2・さまざまな テクニック〜タッチとペダリング」 があります。 バッハからハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、ドビュッシーまで、各時代を代表する作曲家の作品様式と演奏法を、井上先生ご自身の素晴らしい演奏と映像で紹介。「表現する」とはこういうことだったんだ! というたくさんの発見、イマジネーションを与えて下さいます。
![]() 執筆は、ジュリアード音楽院で 30余年教鞭を執られていた J.ブロッホ教授をはじめ、 充実の執筆陣で。 いずれも薄型ながら、作品理解、演奏上のヒントがギッシリ詰まったシリーズ。作曲家の意図や時代の背景、楽曲構成など、曲に関するあらゆる裏付けを学ぶことを目的としています。 ショパン/ドビュッシー/フォーレ/シューマン (D.ディエニー 著/シンフォニア) ![]() 例曲はピアノ以外のもの も引用、それゆえ作曲家の さまざまな表情を窺うことが できます。 こちらはより楽理的な志向で編まれた、フランスの音楽教育家ドメル・ディエニー女史によるシリーズ。 ピアノレッスンシリーズ (音楽之友社) *ブルグミュラー
25のやさしい練習曲 レスナーのための指導のポイント (ATN) *バイエル この二つのシリーズは、楽譜に直接指導上のポイントが書いてあるもの。いずれも著名な先生方による解説が丁寧に書かれていますので、おさらいの意味でも、ぜひご一読を。 (R.ケルターボルン 著/シンフォニア) ![]() 表紙に日本語は書かれて ませんが(ドイツ語表記!) 本文は日本語表記なので ご安心を(^-^) バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューマン、ブラームス、シェーンベルク、バルトーク、それぞれの音楽作品を、「形式」そして「形式を構成する要素(拍、テンポ、和声法、音符の密度と種類、デュナーミク、音域、音色……)」から認識することを出発点とし、それぞれの作品分析、演奏法への提言を示したもの。 (矢代秋雄・伊達 純・小林 仁 編/音友) ![]() 対談形式なので、何といっ ても読みやすいのが魅力。 それぞれの曲の解釈に加え、 エディションの話題も。 最後にバッハ関連を二つ。バッハのクラヴィーア作品は、ピアノ学習者にとっては、いわゆる必須教材≠ナありながら、チェルニーと並んで退屈かつツライ曲とされていますが、先生としては、何とか学習の過程での楽しみ、興味を見出してほしいですよね。本書は、そんなバッハの「平均律クラヴィーア曲集」の各曲を分析していくことで、作品の面白さに気づいてもらうためのさまざまな検証、提言を、対談形式でやさしく解説。 《耳のからくり箱》 ― 分析トラの巻 ― (田村智子・岩瀬洋子 編/ミュージックキー) ![]() このCD・ミュージックデータは、 まさに「“百見”は“一聞”にしかず」! 楽譜とセットで、インヴェンションの 構造が即理解できます! 楽譜と、楽譜に対応したCD・ミュージックデータがあります。 (取材・文 LPO編集室) |