2001.6月 第27号
今年の発表会の楽譜選びは
ここがポイント!
LPO編集室 編
ピアノの先生にとって、一年のうちで最も大きなイベントの一つ、「発表会」。生徒の「ヤル気」を引き出すきっかけづくりとして、また、ご父兄に対しての楽しい教室展開のアピールとしてなど、先生にとってはまさに腕のみせどころ!
そこで今回は、発表会成功のカギを握る「曲選び」「楽譜選び」について、近年の動向もふまえ、特集します!
☆今年、この楽譜は絶対押さえるべし!
《ポピュラーが弾きたい生徒さんに》
●「明日があるさ」(Re:Japan/ショイン・ヤマハ他)
缶コーヒーのCMでリバイバル・ヒットに。
ソロ・弾き語り・連弾があります。
●「Zero Landmine」(坂本龍一)
TBS「地雷ZERO」キャンペーンソングとして、
ただ今大反響を呼んでいる曲。
●「ピアノ弾き語り 21世紀の歌姫たち」(ドレミ)
●「ピアノ・ソロ R&B Piano」(kmp)
MISIA、CHEMISTRY、ゴスペラーズなど、
今大注目のR&B関連曲集。
《いわゆる「発表会曲集」なら……!》
●「ちいさな手のピアニスト 1〜6」(ヤマハ)
バロック〜近現代と幅広い時代の作品や民謡、ポピュラー曲、そしてこの曲集のために作曲されたオリジナル作品など、バラエティー豊かな選曲。また、ソロ、連弾、6手連弾といろいろな形アリ。
こどものためのピアノ発表会曲集
「ちいさな手のピアニスト」
ご自身でお読みになるのはもちろん、
生徒さんへのプレゼントしてもステキですね。
また、これらのテクニックを映像で確認できる
「ビデオ版 ピアノ奏法」(春秋社)もオススメです
●「発表会用名曲集 こどもピアノワールド
1〜5」
(TAKE U KEYS 編 音友)
6月下旬に3巻が刊行、以下順次刊行予定。1巻はバイエル入門程度で、初めての発表会でも堂々と出演できるよう、全曲連弾。先生と、また兄弟と演奏するのにぴったりの曲集です。全巻通してバラエティに富んだ選曲、多彩なアレンジ、巻を重ねるごとに難易度がアップします。
《若手アレンジャーにも、注目!》
最近の注目新刊としてオススメしたいのが、若手アレンジャー(またはコンポーザー)による曲集。こちらもゼヒ。
●稲本響「HIBIKI's favorite ポピュラー・ソング」(ヤマハ)
「サマータイム」「虹の彼方に」など、おなじみの曲がステキなアレンジで。
また、6月中旬に新譜「HIBIKI's favorite スタンド・バイ・ミー」がヤマハより出る予定。
●小原孝「ピアノでスヌーピー」(ヤマハ)
アニメ「スヌーピー」の中で使われている名曲を小原流≠ノアレンジ。まさに聴かせどころいっぱいの一冊。
その他、及川浩治、国府弘子さんらの近刊も要チェック。
☆やっぱり連弾!
ここでは、新刊・近刊を中心にご紹介したいと思います。本紙21号『連弾特集』と是非あわせてご覧下さいね。
おなじみの曲、かつ弾きばえという点で選ぶには、「ひとりで? みんなで! たのしく連弾」(ヤマハ)。人気雑誌「月刊ピアノ」で好評を博した連弾曲17曲を収載しました。曲ごとの難易度表示も。
また、近年のヒーリングブームにより登場したのが「ピアノ・デュオ イマージュ」ヤマハ)。癒される曲の数々をデュオでお楽しみ下さい。
また、見やすい譜面、幅広い層に対応できる曲集が「5歳から100歳までの連弾曲集 ピアノ・パートナー」(北村智恵 編/全音)。大きな音符とやさしい技術で弾けるのが特徴です。
☆大人の方にオススメ「弾き語り」
大人の方には「弾き語り」を夢見てピアノを習いはじめる方も多いとか。楽譜も、ミュージカル、ヒ―リング、ヒットソングなど、いろんなジャンルのものが出版されています。また、歌の部分をフルート、ヴァイオリンなどの楽器で演奏してもいいですね。
ただ、ピアノと歌を一緒に演奏するのはやはりとても大変なことで、ピアノがおろそかになってしまう生徒さんに対しては、適当にやさしくアレンジしてあげるなどの配慮も必要かも。
今年ぜひチェックしていただきたいのが
「70年80年代 心に残る日本のフォーク&ポップス
スペシャル・エディション」(ドレミ)。「なごり雪」から尾崎豊の「I
love you」まで、弾き語りにぴったりの50曲を収載。これで2000円は超・お買い得です!
その他「ピアノ弾き語り TVミュージックの世界2」(ショイン)は、最新TVソングを弾きたい方に。また、ヒーリング系の「ピアノ弾き語り
癒しのアリア リラクゼーション歌曲集」(リットー)、定番ものの「ピアノ弾き語り バラード&ラヴソング21」(ドレミ)「ピアノ弾き語り ミュージカル名曲ベスト・コレクション」(ドレミ)などもぜひチェックを。
☆家族も一緒に!
こういうプログラムを入れるとメリハリがつくのはもちろんですが、家族でふれあう機会が少ない昨今、親子一緒のステージは、その練習過程も含め、それぞれにとって一生の思い出となるはず。そういう機会をぜひ作ってあげましょう。
その場合、“誰でもカンタンに”というのが一つのキーワードになるかと思うのですが、やはり王道としては、大村典子先生の「ファミリーピアノ連弾」「日本のうた<tァミリー連弾」シリーズ(ともに音友)。
“指一本から参加できる”というフレーズは、ご家族の参加をきっと後押ししてくれるはず。
また、「譜めくりのいらないやさしいピアノれんだん」「みんなで楽しく
6手れんだん」シリーズ(ともにヤマハ)も、家族連弾では人気の高いシリーズです。
また、近年にわかに注目を集める「ミュージックベル」も、このような場面ではもってこいのプログラムですね。
つい最近出た新刊としてオススメなのが、「ミュージックベル なつかしい日本のうた」(全音)。温かな雰囲気を演出するにはイチ押しの一冊です。そして、いろんなジャンルをカバーしつつ手軽にできるという点では「こどもからおとなまでたのしめる ミュージックベル合奏曲集」、これからクリスマスに向けてがんばる方には「こどもからおとなまでたのしめる
クリスマスソング集」(ともにサーベル)をゼヒ。
☆いざ挑戦! 音楽劇・オペレッタ
このプログラムも先生方の関心が高いもののようですが、練習時間の確保、ストーリーを考えなくてはならないなど、不安材料も多いのでは?
そのうち、せめてストーリーのお手伝いでも、ということでご紹介するのが「やさしいピアノの絵本」「ピアノ絵本館」シリーズ(ともに全音)。「くるみ割り人形」「ピーターと狼」など、ポピュラーなお話とその楽譜が一冊に収められています。
特に「やさしいピアノの絵本」のシリーズは文字部分が少ないので、比較的時間設定もしやすいと思われます。
☆お客さんとも一緒に!
発表会で悩みどころは、どうしても全体の時間が長くなってしまうこと。長い時間お客さまを席に拘束するのは、ちょっと忍びないですよね。
ということで、お客様にも参加していただけるプログラムとして「コーラス」「手話歌」「ボディパーカッション」「ラジオ体操」をご提案。
コーラスでオススメしたいのは「大村典子
ハッピーコーラス」シリーズ(音友)。
先述の「ファミリー連弾」の手法を応用したもので、楽しい仕掛けがいっぱいです。
そして、手話部門では
「なつかしいメロディーを手話でうたおう」
(伊藤嘉子 編著/ドレミ)
「手話によるメッセージソング」シリーズ(音友)
「手話でうたおうディズニー・ソング・コレクション」
(南留花 監修/ヤマハ)
などがオススメ。こういう場では、なるべくテンポのゆっくりしたものを選ぶとよいかもしれません。
そして、近年注目を集めているボディ・パーカッションでは「ラララ発表会6 からだも楽器」(ぴあのくらぶ 編/音友)。別売のミュージックデータ併用で、より楽しいものに。
最後にラジオ体操「ピアノミニアルバム ラジオ体操」(ヤマハ)。リフレッシュの意味をこめて、プログラムとプログラムの間に演奏してもよいかも知れませんね。
以上、ご紹介してまいりましたが、皆さまのご参考になれば幸いです。
また、これから発表会を控えていらっしゃる方、ぜひLPOまでご一報下さい!
当ホームページ「LPO CLUB"イベント情報"」でその日程、内容をご紹介させていただくとともに、当日、LPO部員がそ〜っとお邪魔するかも……。
皆さまぜひ楽しい発表会を! |