2007.6月 第99号


 全音楽譜出版社

全音ピアノライブラリー
フランス ピアノアルバム

全音楽譜出版部 編/寺西基之 解説/松尾奈々 運指・ペダル
税込定価1680円 好評発売中

 全音楽譜出版社 出版部

 
◆フランス音楽をレッスンにプラス・ワン!!

 日本のピアノ教育に現在でも圧倒的に多く取り入れられているのは、やはりドイツ系作曲家の作品です。バイエルから始まって、ツェルニー、ブルクミュラー、ソナチネアルバムを経て、シューベルトの即興曲やベートーヴェンの初期ソナタ……。和声の形式もしっかりしていてわかりやすいドイツ作品で基礎を作ってきた生徒さんにとって、初めて弾くフランス音楽は「独特の音楽」と感じるでしょう。新しい響きやリズム、色彩感覚、旋法……。はじめて出会う斬新な音楽を通して、生徒さんの「耳」はそれを探し、とらえ、飛躍的に成長します。
 フランス音楽は表現力や多彩なタッチを育てるのに非常に適しています。そこで、近代フランスの代表的な作曲家の作品から、レッスンに使いやすく人気のある曲を一冊にまとめたものが、この「フランス ピアノアルバム」です。

◆レッスンに取り入れやすい、中級レベルの作品を選曲

 フランス音楽を弾きたいけれど、楽譜を何冊も用意するのは大変…… とお悩みの方にも、「フランス ピアノアルバム」はおすすめの一冊です。近代フランスを代表する5人の作曲家の作品から、レッスンでよく使われる曲や取り入れやすい曲、人気の曲をバランスよく集めました。レベルは、ツェルニー30番と並行して使える中級レベルとなっています。

【曲目】
ドビュッシー
 月の光/アラベスク 第1番/サラバンド/人形のセレナーデ/小さな羊飼い/ゴリウォーグのケークウォーク/夢想/小さな黒人/亜麻色の髪の乙女/ミンストレル
●ラヴェル 亡き女王のためのパヴァーヌ/ソナチネ 第2楽章/ボロディン風に/前奏曲「クープランの墓」より
●シャブリエ 牧歌/スケルツォ・ワルツ
●フォーレ 《言葉のない3つのロマンス》より 第3番/パヴァーヌ/シシリエンヌ
●サティー ジムノペディ 第1番/ジュ・トゥ・ヴ(おまえが欲しい)/グノシエンヌ 第1番

◆フランス語の楽語一覧付、解説も充実

 フランス作品を弾くときに困るのが、フランス語の「楽語」です。イタリア語やドイツ語の楽語に比べて馴染みのないものが多く、いちいち辞書を引かなければならず不便ですし、例えばサティーの作品に出てくる楽語「Sur la langue」という指示は楽語の辞書を引いても載っていません。(正解は「つぶやいて」)。「フランス ピアノアルバム」では、巻末にフランス語訳の一覧が掲載されているので、仏和辞典がなくてもまったく問題ありません。
 また、寺西基之氏による読みやすく、分かりやすい解説では、近代フランス音楽の時代背景やそれぞれの作曲家について丁寧に書かれています。ピアニストの松尾奈々氏による効果的な演奏のためのポイント解説も載っているので、はじめてフランス音楽に触れる方にも、先生方にも最適な、レッスンや発表会に役立つ楽譜です。

 この機会にフランス音楽の世界を覗いてみませんか?
楽譜を開いたら準備は完了です。あとはページをめくって22曲の中から弾きたい曲を決めるだけ!

Bon Voyage!!(行ってらっしゃい!)

 



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