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サーベル社 個人でもグループでも使える よいこのリトミック1 (ごほうびゲームつき) (遠藤蓉子 著/本体価格1260円) ※全3巻/現在第1巻のみ刊行、以後順次発刊予定 遠藤蓉子 ![]()
リトミックとは、本来“音楽的刺激による身体表現”ということですので、先生のピアノに合わせて生徒が体を動かすという形をとり、テキストを前にして机に座ってするというものではありません。しかし、それぞれの動きがわかりやすいイラストできちんと説明されているテキストがあればとても便利で、レッスンの進行をスムーズにしてくれます。本書では、先生のためのピアノ伴奏譜も巻末に載せていますので、特別にリトミックの勉強をされていない先生方でも、この一冊で楽しくレッスンできるよう配慮されています。 内容としては、「歌」「リトミック」「ごほうびゲーム」で1セットとなっており、まず子どもたちのよく知っている曲を元気よく歌い、それに対応したリトミックをします。ピアノの音に真剣に耳を傾け、音楽と融合して体を動かすことによって集中力が養われ、豊かな音楽性が育まれます。音楽に合わせて歩いたり、走ったり、ジャンプしたりしながら、子どもたちの元気いっぱいのエネルギーを良い方向へと導き、ピアノの上達に欠かすことのできないリズムの基礎をしっかりと子どもたちの体の中に築き上げます。 また、本書の大きな特徴であります「ごほうびゲーム」は、ピアノに向かうための集中力を訓練するもので、基礎能力の開発をテーマとしています。子どもたちの大好きな迷路や絵さがし、線結びによって、思考力や観察力を高める結果となります。巻末の「レッスン合格カード」は、1ページ終わるごとにシールを貼ったりスタンプを押したりするもので、子どもたちの気持ちを前向きに導き、レッスンへの意欲を引き出します。 これまで「おんぷのおえかきワークブック」や「幼児のうたと音感」など、いろいろなテキストをたくさんのリトミックの先生方に使っていただいておりますが、「よいこのリトミック」は、ピアノの先生方にもぜひ使っていただきたいです。リトミックといえば、グループ・レッスンで、ある程度の大きさのお部屋で、いろいろな道具を取り揃えて…… というイメージがありますが、小さなお部屋でもピアノとこの一冊さえあれば楽しいレッスンができますので、ピアノのレッスンの中に気軽に取り入れて下さい。 小さい時に先生と心をひとつにして音楽を共有することは、すばらしい体験です。数年前に出版しました「1才からのピアノ・レッスン」は、リトミックのグループ・レッスンでの研究成果から個人レッスンへと発展させたものでした。「よいこのリトミック」は、その後の実際の個人レッスンの中でやっていた音楽遊びをまとめたものです。毎週のレッスンはとても感動的で、私自身が子どもたちの急激な成長に驚かされます。リトミックをピアノのレッスンにほんの5分か10分取り入れることによって、子どもたちが積極的な気持ちになり、リズム感や音楽に対する取り組みも大きく違ってきます。「よいこのリトミック」は、とてもシンプルな構成ですので、とにかくのびのびと楽しくレッスンして下さい。グループ・レッスンにおいても、個人レッスンにおいても、多くの先生方にこの楽しさをぜひ実感していただきたいです。 ●遠藤蓉子プロフィール |