2004.4月 第61号


ケイ・エム・ピー

はじめてピアノを弾くための
ピアノ♪ナビゲーション
 
福西ももよ


定価1575円

 このたび出版の運びとなりました「ピアノ・ナビゲーション」は、レッスンメニューにユニークさとバラエティーを持たせた、従来のピアノ導入書とは一味違ったテキストです。子どもから大人までの生徒さんに対応でき、レッスン初日から利用できます。

 本書のレッスンメニューは、著者が20年以上続けてきたレッスンで試みてきた方法をあれこれ工夫しているうちに生まれたものです。「楽をできるところは楽をさせ、練習させるところはしっかりさせる」ことで、幼い子どもでも楽しく練習できて、知らず識らずのうちに、ピアノに慣れていくことを目指しています。

基礎編
 ここでは、「鍵盤名」「拍子とり」「リズムうち」と「2の指ひき奏法」など、ピアノ奏法のABCを学びます。 

◆まず、ピアノと仲良しになるために、しっかりと「鍵盤名」を覚えさせます。音の高低、白鍵、黒鍵、半音階を学びとらせま しょう。鍵盤名が特定できて、半音階の「2の指ひき」ができるころには、子どもたちにとって、ピアノが少しずつ身近な存在となっているはずです。

◆次に、メロディーが弾けるようになるには 
(1)拍子をとりながら歌う
(2)徹底したリズム練習

―― この二つの基礎練習が欠かせません。最初はイラストや絵記号を用いて十分に練習した後、音符に移ります。そうしますと、子どもたちは楽に音符を理解し、驚くほどスムーズに「拍子とり」や「リズムうち」に移行できます。

◆「2の指ひき奏法」は、上級レベルにも通じるピアノ奏法の基本です。腕、手、指の動きに無理のないことから、赤ちゃんが二本足で立つ前の「ハイハイ」に喩えることができると思います。指の形を良くして、ピアノ奏法の基本を身につけることを目指しながら、生徒さんたちにピアノを楽しんでもらうことができるでしょう。

◆「2の指ひき」の楽譜は五線譜ではなく、文字で表してあります。子どもたちの知っている弾きやすい曲ですから、2の指一本ですぐに弾くことができます。子どもたちに好きな曲を弾かせることで、嬉々としていろいろな曲に挑戦することができるのです。音符で表すと難しい曲を、楽しく楽に弾くことができて、やっと「ピアノと友達になれそう」と感じはじめ、目が輝いてくることでしょう。

◆また「基礎編」では、「2の指ひき」の曲を活用しながら、レッスン内容を高めていきます。「2の指ひき連弾」から「2の指の両手ひき」へ。さらに「5本指ひき」「5本指の両手ひき」へと進めます。「5本指ひき」からは五線譜表示です。

応用編

  練習曲47曲を収録しております。大半は著者が作曲したもので、本書の指導法および練習法に沿って、生徒さんが徐々に曲に親しんでいけるように配慮しました。それぞれの曲に付けられたタイトルが曲のイメージをふくらませ、その曲想に基づいて弾くピアノの楽しさを味わいながら、練習できるものと期待しています。
末尾には、やや高度な、発表会向けの曲を六曲収めております。

 「ピアノ・ナビゲーション」は、説明付きですから、大人の生徒さんは、自分で学習ができます。子どもの頃習ったままで、再びピアノを始める方には、復習用教本として利用できます。


●プロフィール

東京都生まれ。
武蔵野音楽大学器楽学科ピアノ専攻卒業。松岡三恵氏に長年師事し、フランス式ピアノ奏法を学ぶ。
現在、奈良YMCA音楽院ピアノ科講師。奈良市在住。



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