2002.11月 第44号
サーベル社
ミュージックベル
指導者のための手引き
中級編
大石由紀子
☆指導者のための一冊
ミュージックベルは、小さな二・三歳の子どもから年配の方まで、ベルを持って振るだけで誰でも音を鳴らすことができます。とても手軽な楽器ですが、実はとっても奥が深いのです。
ベルの美しい音色にすっかり魅せられてしまった私の夢は、ひとりでも多くの方にベルの素晴らしさを伝えたいということです。この度発刊いたしました「ミュージックベル 指導者のための手引き 中級編」(サーベル社 刊/本体定価 1500円)は、音楽教室の先生、老人ホームや福祉授産施設の職員、また、ミュージックベル演奏者など、多くの指導者のために、いろいろな演奏・指導方法を、多面にわたって書いてみました。
☆さまざまな活用例と楽譜を収録
本書はまず、ベルの特徴、演奏に際してのベルの割り当て方法、リズム練習などの基本的な説明からはじまり、「いつも何度でも」「シェリトリンド」などのおなじみの曲を、幼稚園や学校等から演奏依頼を受けた先生方が出演メンバーの人数に応じて対応できるように、ソロ、デュエット、トリオ、カルテット、あるいはトーンチャイムなど他の楽器とのアンサンブルまで、さまざまな編成で収録しています。いずれの曲も演奏しやすいように編曲していますので、ぜひ挑戦してみて下さい。
また、幼い生徒さんたちを指導する音楽教室の先生方のために、「ベルを使ったリトミック(ベル遊び)」の項目もあります。音の名前、長さ等を覚えながら歩いたり、聴音の勉強にミュージックベルを取り入れたり、ゲーム感覚で楽しんでもらえたらうれしいです。
さらに、老人ホーム、福祉授産施設などで、リハビリとしてミュージックベルを活用されている音楽指導員や施設職員のために、ドレミファソラシドの8音のみを順番に鳴らすことで音楽になる曲や、歌の「合いの手」にベルを鳴らすなど、全く音符を読めないお年寄りも楽しめるように、今までとちょっと違ったミュージックベルの活用法にも触れてみました。
☆状況に応じて編曲することも大切
ミュージックベルは、誰にでも演奏できる本当に手軽な楽器なのですが、メンバーの年令や能力、人数によって、指導者はいろいろな問題を抱えることでしょう。グループの人数や能力によって、譜面の書き換え(編曲)も必要になってきます。グループの能力に合わせて、指導している先生方が編曲してあげることができれば、それが一番素晴らしいことだと思います。そんな思いから、ミュージックベルのための編曲や、舞台を美しく見せるための指揮法などにも触れてみましたので、参考にして下さい。
☆美しいベルの音色を日本中に響かせよう! !
私の12年間の経験から出来上がったこの一冊が、ベルを愛する日本中のベル指導者の皆様のお役にたつことができたら、本当に幸せです。美しいベルの音が日本中に響くことで、みんなが優しい気持ちになり、いじめや争いごとがなくなって、地球が癒されますように!! ミュージックベルのファンが、ひとりでも多く増えるように、これからも楽しくベル指導をしながら演奏活動も続けていきたいと思っています。
◆今年9月より、大石先生による ミュージックベル講座が全国各地
で開催されています。お問合せは全日本ミュージックベル連盟
(TEL:03-3846-1051)まで。
●大石由紀子 プロフィール
ハンドベル奏者。91年、ハンドベル教室を開設。夫の光男氏とハンドベルデュオを結成し、各地でコンサート活動を展開。
97年「ベルのための小曲集」(サーベル社)等、執筆活動を開始。現在、ミュージックベル講座が全国各地で開催されている。全日
本ミュージックベル連盟講師。
●著 書
「改訂新版 ベルのためのアニメソング」「ベルのためのJ―POP」(ともにサーベル社)他多数。 |