2002.1月 第34号

ヤマハミュージックメディア

夢がふくらむ
「レッスンのハンドブック」
ピアノのメソードと副教材

中村菊子

みなさま、明けましておめでとうございます。


 以前、ヤマハの「クラヴィアトゥール」に教材の話を連載したところ、皆様からたくさんのご質問をいただき、その応えをまとめておりましたら「レッスンのハンドブック」(ヤマハミュージックメディア刊)ができました。
 …… 本書を書き終えてうれしかったことは、私が今、流行の“いやし系マンガ家”としてもいけるだろうとのご感想をいただいたことです。
 
 『レッスンのハンドブック』は次の4章からなっています。

第1章 レッスンのオーバーヴュー(概要)

 2・3・4才児の導入でさま変わりしたピアノレッスン。“ソルフェージュが主体になった導入書”や“ミュージックデータがついたメソード”でとても楽になったレッスン。教材の見分け方、選び方、レッスンのあり方。“細幅鍵盤のピアノ”の話など。

第2章 メソードについて

 メソードの歴史とさまざまなメソードができてきた理由。「これ は大変! メソードの選び方で“次に進める曲”が違ってくる」と いう話。日本の5人の先生方のメソードを含む21種類のメソード の内容紹介と個性的な著者からのメッセージ。

第3章 さまざまな教材

 「大発見! いい教材がこんなにあったのだ」。今、世界で使われて いるテクニックやメカニズムの本、鍵盤上で習得できるセオリー と即興演奏の本、やさしい4期の本、レッスンの集大成 “ピアノ・リトラチャー”がまとめられた「演奏の手引き」シリーズの話。

第4章 さまざまな形式

 幼児期からのアナリーゼの指導に使える簡単な2部形式、3部形 式、ソナタ形式など、あらゆる音楽形式の図解と文章による説明。

 本書は2001年11月1日に発売になりましたが、初版はすぐに売り切れ、12月1日には第2版が出ました。その間にいただいた先生方からのコメントをここにお載せして、更なる内容の説明に代えさせていただきます。

「…… 写真も非常に豊富でとても読みやすかったです。菊子先生のマンガ(イラスト)がもっと見たかった……というのは、欲張りでしょうか? …… なごみました」

「1冊の本に21のメソードが年代順に並び、比較しながら勉強できるとは何とありがたいことでしょうか! また、教師として忘れてはならない心構え、知識の再確認、貴重なアドヴァイスなど、心に刻むように読ませていただきました」

「音楽形式の図解つき解説、あれ便利ね。私、講座するとき持って歩くわ!」

「“ひじでガンガン弾くんだ!”(17頁)って何? …… 思わずつられて読んじゃいました」

「“修了後に〈進む先〉が異なる4種類のメソード”ですって…… でもほんとにね」

「日本の音大にはこういった勉強がないですし、若い先生が楽器店で本を選ぶのに困っている姿をよく見かけますけど、これで助かりますね」
などなど。

 また、楽器店のオーナーは「この本があれば店の楽譜係が先生方の質問に答えられます」と言ってくださいました。

 『レッスンのハンドブック』が少しでも皆様のお役に立てましたら幸いに思います。

●プロフィール

 慶応義塾大学経済学部卒業。ジュリアード音楽院大学院卒業。  フロリダ州立大学ピアノ科教授、全米音楽指導者協会のボード ウィン・コンクールのニューヨーク州チェアマンを経て'89年に帰 国。音楽関係の出版物、CD−ROM、ミュージックデータなどを 多数リリースする。



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